ドキュメント

とりあえず↑に夫が書いてくれたけど、改めて自分で振り返ってみる(と書いている今は1ヶ月も過ぎてしまっている)。
午前三時。
「あっ!漏れる!!」で目覚め、トイレに急いだものの、廊下でボタボタと印をつけつつトイレへ。
破水?でも上の子の時も間違い続きやったしなぁ・・・。
少し様子を見よかーとナプキンをつけて待機。
何度かトイレへ行くものの、ずっと流れ出るという感じではないような・・・。
おしっこも出ている(色がついている)ので、破水していたとしても色では判断できず。
臭いもかいで見るが、普段と明らかに違うという感じもしないような・・・。
とにかく「自分って鈍い!」の一言かも(T-T)
そうこうしているうちに4時を回った。とりあえず寝ておこう(おぃ)と布団へ。
夫を起こして「破水したかも」と伝えようかどうしようかと迷っていたけど、どうせ5時には起きるんだし(今日は休日出勤で早朝出勤)、悪いなぁと思い、寝ることにした。
でも、寝ようとしたら起きたので一応言っといた。「破水したかもしれない」
起きたといっても目が開いた(笑)という程度なので、理解したかどうか分からないけど。
その後、トイレに行ってもやはり破水かどうか判断できない。
落ち着かないのでまたしばらく起きていたら、夫が起きてきた。
もうそんな時間・・・。
普通に会社に行く日だったらなんの躊躇もなく送り出せるんだけど、今日はどう短く見積もっても1時間以上かかる現場へ出張。
かといって、破水「かもしれない」では引き止めるわけにもいかず、「行って」と言うしかない。もし出産になるとしても、昼くらいで帰ってきてくれたら間に合うかもしれないし。
あれこれ考えつつ、もう何度目かわからないトイレに行くと、なにやら「ドロっとした」というか「ゴムみたいな」というか、「(見たことないけど)卵膜のような」30センチ程の半透明?の、おりものとは違う感じのものが出てきてしまった。
そうこうしているうちに夫は迎えの車が来る時間になり・・・。
やっぱり様子を見ると言うわけにはいかないかなぁと産院に電話したのが6時くらいだったか。
「破水したかもしれない、なにか怪しげな(笑)物が出てきた、『上の子はいる旦那はいない』という状況で、すぐには行けそうにない」と言うことを伝えた。
分かっていたことだけど、「破水だったら感染の可能性もあるので、あまりゆっくりしていられないと思うが、何時頃だと来られそうか?」と言われ、正直なところまだそれほど危機感を持っていなかったので「子どもを保育園に預けて8時か9時か.・・・」とはっきりしないことを言った。
向こうも「なるべく早く。来れそうになったら電話して」というしかない様子。
電話を切ったあとやはり不安になって、今すぐ行ったほうがいいなと思ったので、「義兄に車を出してもらう」ことにした。
夫の実家へ電話すると、出勤前の義母が出た。幸い義兄も出勤前だった(というかまだ寝ていた)ので、すぐ来てもらえることになった。
入院準備は整っていたけれど、まだハルカが起きていない。起こして着替えさせて・・・と思っていると、タイミングよく目を覚ました。なんて親孝行な・・・(T-T)
6時15分・・・とにかく自分とハルカの着替えだけをしてマンション前に待機。軽い張りのあるお腹をさすりつつ、車を待つ。
6時20分・・・義母と義兄とハルカと4人で産院へ出発。車の中で産院に電話。
6時30分・・・産院到着。張り再び。まだ痛みが軽かったせいか気が付かなかったけど、お腹の張りは15分間隔(経産婦の入院時期の目安)になっていた。
すぐに破水かどうかの検査をし、「破水の反応が出ていますので入院になりますね」と。ついでに2日前5ミリ程度だった子宮口の開きも入院の時点で2cmに。
ハルカは保育園に行かせようかと思っていたが義母が仕事を休んで見てくれるという。義兄は仕事があるので、義母とハルカとともに帰っていった。
7時・・・産院に到着した頃から15分〜10分と間隔が狭まりつつあり、7時には10分間隔の陣痛になった。
8時・・・朝食(ラッキー!)。陣痛も痛みを増しつつあり、陣痛の合間にご飯を食べていた。
8時50分・・・起床が早かったので上の子のときと同様、間歇期にはグースカ寝ていた。先生が診察に来て目が覚め、時計を見るとこの時間。あ、先生、もうすぐ診察開始ですね(笑)。
なんか、陣痛がイマイチ?らしくて、もう少し様子を見て促進剤つかいましょうかと言われた。そんなに余裕がない状態とは自分では思ってなかったからビックリ。たしかに子宮口も2cmと入院時と変わらずだし、進行が遅かった?
その頃を前後して、看護師さん助産師さんたちが入れ替わり立ち替わり・・・(悪い意味ではなく)。スタッフに夫のことを聞かれ「昼までで仕事をきりあげて帰ってくる予定だけど、間に合うか心配」というと「午前中にはまだうまれないんじゃないかな」と言われ、ちょっと安心。お互い立ち会いを希望しているので。他のスタッフにまた夫の事で「お昼にはこっちに来れるんだよね?」「いや、お昼に仕事を終えて、1時間か2時間くらいかけて帰ってくる」と言うと、微妙なセンらしい・・・。その他にもバイタルチェックもあるし、分娩監視装置がずれるのか、何度かスタッフがやってきては直された。動きすぎ?(^-^;)
多少慌てている様子も見えないではなかったのは、胎児の心拍がちょっと心配だったらしいけど、ずれたせいなのか、ほんとに心拍が落ちていたかは聞いてない(実際生まれてみたら臍の緒が首に巻き付いていた)。
9時すぎ(かな?)・・・助産師さんが、先生が促進剤の話をしたけど、なるべく使いたく無かったら・・・と。私の心を読んだかのように言ってくれた。助産師さんの方針というか思いもあったのかもしれないけど、「自分たち(助産師)が言うのは無理だけど本人(産婦)の希望なら先生も無理には言わないから」と。もちろん危険と判断されたら別だけど、こっちの気持ちを大事にしてくれてるな、と感じてとっても嬉しかった。
10時頃(と思う)・・・先生から促進剤の指示が出たらしい。助産師さんが来て「どうする?」と。もう少し待ちたいということを伝えてもらう。
その後も寝て起きての繰り返し。相変わらず図太いなぁと思う。
11時・・・後で助産師さんが言うには「11時頃から痛みが本格的になってきてつらそうだった」とのこと。(そんなぁ・・・、自分ではずーーっと痛みに耐えているつもりでいたのに)
11時13分・・・昼で仕事を切り上げてくる予定だった夫が、もう我慢できん(笑)と、早めに現場を出てこちらに向かうという。間に合うかもしれない、はやく来て。
12時前・・・お昼ご飯の時間だが、だいぶ痛みが強くなっている。「ご飯食べられそう?」という問いに、この私が「食べたくない・・・」と言った。・・・有り得ない・・・(笑)。
12時過ぎ・・・助産師さん「動けるうちに陣痛ベッドに行っとこうか」私「動きたくない」。でも、ここで動いたのが正解だったらしい。まずベッドから起き上がったら陣痛。移動前にトイレに行って陣痛。部屋を出て廊下で陣痛。という具合に、どんどん間隔が狭まっていった。
陣痛ベッドに移動したら子宮口5センチ。助産師さんが他のスタッフに「たぶんはやいわ、どんどん進んでる」と言っているのが聞こえる。そうかはやいのか、と思った。間隔が短くなってきている。内診をすると、5センチが6センチ、8センチとどんどん開いていく。助産師「すごくはやく進んでるから、もう分娩台に上がろう」私「動きたくない」(-_-;)。そんなこと言っても「はいはい」てなもんで、有無を言わさぬかのように電動でベッドが起こされた(笑)。
12時30分頃(かもしれない)・・・分娩台へ移動するのも一人では動けない状態。助産師さんに抱きついてなんとか歩く。分娩台に上がろうとしてまた陣痛。上がってからは我慢のがの字もない、「痛い痛い痛い!」と怒り声を出してしまった。誰に怒ってるんだか・・・。その後も自分ではいっぱいいっぱいなんだけど、スタッフは「先生呼びますか?」「ううん、まだいいよ」なんて言ってるし。ちょっと違うけどハルカの時の事を思い出した。
12時40分・・・夫は移動中なので電話しても出られないと思う、と連絡して貰ってなかったけど、さすがにもう猶予がないので電話を入れてもらう。部屋から携帯を持ってきてもらって私がかけてスタッフが話す。後で言ってたけど「機種が違うと使い方もわからないからかけてくれて助かった、でもあの状況で冷静に電話をかけれたのがスゴイ」って。たしかに、今にも産もうって時だもんね(笑)。現在地を聞いて、間に合うかどうかギリギリか、とのこと。
さて、いよいよ先生も登場し、あとは出すだけ(おぃ)。今回はハイリンもハツロもさっぱりわからないまま、あぁ今頭が挟まってるなぁというのだけ感じて、呼吸だけしてたらやっぱりちゃんと赤ちゃん出てきて。
12時59分・・・出産。男の子。前と同じで「あー、あー(T◇T)」言葉にならず、ただ涙があふれた・・・。
13時・・・出産直後、「ご主人が到着されました」と。皆で顔を見合わせて思わず笑いが・・・。口々に「たった今、生まれたのに〜(笑)」「でも、へその緒は間に合った!」
「一人にしてごめんな」と頭をなでてくれた手がとっても冷たかった。
13時7分・・・胎盤が出た。痛かった。これに限らず全てにおいて前より痛い(ツライ)と思ったけど、「前を忘れてるだけよ」と言われて、そんなもんかなと思う。だって、もう3人目欲しいと思ってるんだもん(回りからは反対されてるけど)。
会陰切開しなかったかわりに、今度は1センチほど裂けてしまったらしい。ぜんぜん気付かなかったな。会陰切開も陣痛にまぎれて感じなかったけど、今回の裂傷もまったく痛みナシ。


それから胸の上に赤ちゃんを乗せてもらっておっぱい。吸い付くのが難しそうだったけど、すぐに上手に吸い始めたとき、とても感動した。この瞬間、この子は母乳でいけると思った(実際はそう甘くはなかったけど(^-^;)、それでもこの感動があったからこそ、不安でもがんばれたかな)。
胎盤もまた見せてもらった。へその緒が少し長くて首に二重巻きになっていたらしい。そのせいで最後は心拍がかなり落ちたよう。「それでもお母さんがしっかり呼吸して赤ちゃんにしっかり酸素送ってくれたから」と言ってもらった。

2時間、分娩台の上で休んだけど、まわりで仕事をするスタッフを捕まえてはうるさく喋っていたので「元気ねぇ、産んだばっかりとは思えないわ」と笑われてしまった。おまけに、食べたくないと断った昼食を、寝たまま食べた(爆)。


ハルカの時は、夜中〜明け方だったので、夫婦とスタッフ一人と先生だけの静かな環境だったけど、今回は朝〜昼という時間帯で、ずっと誰かが回りで動いていたし会話も聞こえるし、にぎやかだった。前も今回も、とても満足できるいいお産ができた。


主なデータ
体重3310g 身長51cm 胸囲32.5cm 頭囲33.2cm
出血量440+60ml(中量・羊水込み) 分娩所要時間6時間7分
胎盤・・・565g(子どもの大きさと胎盤は比例するらしい)
(38w5d)